「日本の音楽これで委員会」は、一般社団法人日本音楽著作権協会 （以下JASRAC）が管理している作品データベース検索サービス（以下J-WID）が非常に使いづらい。との声を音楽利用者やJASRACと信託契約者している皆様から広く伺っております。
例 えば、実際の利用に即した場面を想定し、JASRACに管理委託していない自作曲と著作権消滅曲だけを演奏利用するBlues sessionやJazz session、フラメンコの楽曲で著作権消滅している定番曲などを演奏したり音楽とダンスを一緒に利用する場合に、どの曲であればJASRACへの利用 許諾が必要ないのか？ といった利用者側の調査準備がしにくいため、JASRACが独自に管理しているJ-WIDを普段から利用していて、自分達が演奏している曲の著作権管理状態を理解し把握しているとは考えにくいです。
ところが、許諾の必要の無い音楽を普段演奏利用しているライブハウス店舗やフラメンコ・ダンス・ホールが、JASRACから一方的に「利用許諾を取らずに著作権侵害をしている」と訴えられた場合、許諾の必要の無い曲だけを利用していることを証明しようとしてもJ-WIDでは抽出方法さえさっぱりわかりません。したがって、許諾の必要のない店舗やホール、スクールでさえ、包括契約をさせられてしまう可能性が非常に高いです。
つまり、JASRACは「著作権のあるJASRAC管理楽曲を全く利用していないことを証明せよ」というわけです。
すでにお解かりの通りJASRACが取るこの手法は、音楽著作権管理特権を逆手に取った「悪魔の証明」であることは明白な事実です。だからといって音楽利用者が著作権者に対して敬意を払わず、著作権消滅していない曲を調べもせずに勝手に利用することで、著作利用許諾をしなくて良いわけでは有りません。
そこで、「日本の音楽これで委員会」では、下記の登録フォームからご登録していただいた方が曲を調べやすいように、著作権消滅曲だけの抽出検索機能を持たせた、JASRAC作品コード情報管理という楽曲データベースを「演奏曲目入力システム」の内部に備えています。
ユーザー登録前に、既に「演奏曲目入力システム」に登録されている楽曲を調べる場合は、下記のリンクから検索してください。
例えば、◇作品タイトル に ” フラメンコ ” と入力し【作品IDの検索】ボタンを押せば、下記のように登録曲が表示されます。
「日本の音楽これで委員会」は、日本の音楽文化を後生に大切に残す事を目的としているため、JASRACによる一方的な訴訟を恐れ、日本国民の皆様が萎縮してしまい、音楽を演奏したり利用したり、演奏の練習や発表の機会を失ってしまうことをとても危惧しています。
今後も、正しい著作権管理方法を模索提案してゆこうと考えておりますが、決してJASRACに喧嘩を売っているわけでは有りません。JASRACに負けないくらい音楽を大切に思う気持ちと姿勢で、日本の音楽文化を育んでゆきますので、今後ともよろしくお願いいたします。