一般社団法人のJASRACという協会組織が作っている著作権使用許諾料金の徴収と分配というシステムが、今の日本に馴染まず、著作の利用者である国民から不信感の目を向けられる原因は、著作権使用許諾料を徴収し分配する際の明確な根拠が明示されていないからです。
JASRACのウェブページには「集金した許諾料を分配する」と書いてありますが、どのように誰に分配しているのか? 全く解らず、どこからどういう理由で個々に何円集めたのか? 全く解りません。明示してあるのは集めた総額と分配した総額のみです。
これでは、自分の店が払いすぎていないか? 分配された大物著作権者が、納税義務をどれだけ負っているのかすら解りません。税務署はキチンと把握しているのでしょうか?
分配された著作権者の個人情報に関わる事から、個人情報保護法に抵触する事を理由に、JASRACは分配の明示を懸命に避けて誤摩化していますが、日本国民の皆さん!よく考えて下さい。
音楽著作利用許諾料金は、著作を利用した日本の全国民から徴収した利用料金であり、税金にも等しい私たち国民が支払った利用料=お金です。
その使い道が「文化庁に認可されたJASRACのルールで集めて分配したが、集金内容も分配内容も一切明かせない」では、どうにも納得のしようがありません。
何故なら、マイナンバー制度の導入で、国民一人一人の所得が補足できる今、大物作曲家や大物作詞家、小物作曲家や小物作詞家、殆どの日本国民が訊いた事も無いJASRAC管理楽曲まで、全ての著作が、どれだけ日本の税制に貢献しているか? または、所得を誤摩化していないか? その減資となる許諾料を支払っている日本国民には、当然集金先と個々の集金金額と分配先とその個々の分配金額が把握できなければ、誰にも納得できません。
それをJASRACが隠す理由は何なのか?
JASRACから著作権者に分配され、キチンと納税している事が明示されていれば、何百億が個人に分配されていようが、日本国民は納得できるはずです。
JASRACそのものが悪いのではなく、JASRACが強行している無責任なシステムが間違っているのです。その間違っている集金と分配のシステムを是正させる責任を負っているのは、間違いなく音楽の利用料を支払っている日本国民の責任であり、分配されている著作権者の責任です。
そこが明確になれば、JASRACは私たち国民の意思によって、もっと信頼性の高い、音楽著作権管理団体になります。
このような組織にとっての不都合は、なかなか協会内部では是正できませんので、是非、音楽に触れる日本の全国民の力で、JASRACが自浄努力をし、隠し事や嘘の無い音楽著作権管理団体になれるよう、一緒に育ててあげましょう。
近々、賛同者を募りますので、その際はご協力頂けると幸いです。